飲む水の性質がからだに影響する
■水のゆくえ
私たちのからだは55%〜70%は水だといわれています。また体内とは大きく分けて細胞内と細胞外とに分けることができます。血液やリンパ液などは細胞外液と呼ばれやはり水が主成分になっています。細胞内液も水が主成分になっています。宇宙から見た地球を水の惑星と呼ぶように、人間は“水の生命体”といっても過言ではありません。生きるために「良い水」を飲むのは当然の理屈です。では、私たちが毎日飲んでいる水の行方は一体どのようになっているのでしょうか?
水は30秒後には血液に入ります。そして1分後には脳や性殖器にはいって行きます。10分後には皮膚の細胞に到達します。そして20分後には心臓や肝臓、腎臓に入っていきます。血液の中に入った状態の水が60兆個のからだの隅々まで行き渡って細胞の中に栄養分を届ける媒体となるのです。
■水の質は変化する
からだの大半を占める水にとって、その質は重大な意味を持っています。水の質によって健康は左右されることは当然の帰結です。見た目は同じ水でも生体内の水とからだの外の水はもちろん異なります。溶け込んでいる成分、PH値、クラスターの違いや溶存酸素の量など。その条件、質の違いによってからだへの影響も違いが出てきます。
それ以外にも、まだ科学的根拠を得ていないものの、体験的に私たちは水の質がしばしば変化することを知っています。たとえば、船の舳先に掛けた水は腐りにくいとか、ある素材の瓶に入れた水がからだに良いとか、電波や磁場を当てた植物の成長が早いとか、遠赤外線を照射した水がからだに良いとか、音楽を聴かせたワインの味がまろやかになるとか備長炭を漬けた水が良いなどという体験です。
また歴史を振り返っても太陽黒点による太陽光線の変化がペストの終息に作用したのも、体液に何らかの変化をもたらしたと考えられています。また11年周期の太陽黒点のサイクルと、穀物生産量並びに経済動向との関連も以前から指摘されています。ペストは、おそらく太陽光線という電磁波が生体内の水に何らかの作用を及ぼしていると考えられます。もっとも、これらは科学的根拠はなく、現代科学の枠組みを超えた視点であることは否めませんが・・・。
■水毒(からだの水が滞る状態)
漢方では、人間のからだは「気」「血」「水」という3つの要素が循環していることで維持されると考えられています。先ほどの「水の性質」の変化も、おそらく漢方で言う「気」の領域に関わる現象ではないかと考えられます。また、血液も水の一種と考えると水の循環こそ健康の基本だといえるのかもしれません。この水が滞った状態を「水毒」といい余分な水が体の中に滞ったとき、病気であると漢方では考えます。つまり、体の中の水の質が劣化したから滞るのだといえるでしょう。それを改善する漢方薬という生薬は、すべて煎じて水と一緒に処方されます。この水と生薬のセット(煎じた状態の水溶液)が漢方本来のはたらきを高める要素であると考えられます。
バナジウム天然水も、おそらくからだの循環に深く関わる成分であると考えられます。何ゆえ、ラットによる実験で効果が認められた量に比べ、人間が摂取したバナジウムの量が少なすぎるにもかかわらず、同様の効果が認められてたのかという疑問もそこに関係してきます。ごく微量でも効果があるということは、現代科学の範疇を超えた漢方で言う「気」の領域に関係しているのかもしれません。

